脈釣りメソッド|プランクトンパターンを打破するアジングワームアクション 動画付きやり方解説

脈釣りメソッドはアジングワームアクションの中でも究極に動かさない系のメソッドです。トゥイッチやフリーフォール、リフト&フォール、L字メソッドが「動」のアクションだとすると、脈釣りメソッドは「静」の釣法であります。今回は脈釣りメソッドのやり方を動画付きで解説するとともに、脈釣りメソッドがどんな時に有効なのか、おすすめのジグヘッド、ワームをご紹介します。

■脈釣りメソッドとは

●一定の場所に静かに置いておく


脈釣りメソッドのコンセプトは、釣れるピンポイントのゾーンにジグヘッドを置いておくというものです。つまりはほとんど動かさないのです。よってロッドワークもそこまですることはありません。渓流釣りで、ウキを使わずに餌を流れに乗せて送り込んでいく釣り方を脈釣りと言いますが、まさにその脈釣りの概念に似た釣法なので脈釣りメソッドと呼ばれています。

■どんな時に有効なのか?

●プランクトンパターンの最強攻略法


脈釣りメソッドはプランクトンパターンの最強攻略法です。(*上の画像は釣りあげたアジの胃から出てきた大量のプランクトン)近年では漁港内などアジングフィールドになるような場所では、プランクトンを捕食しているアジが多くなってきていると感じています。特に夏から秋にかけてはそのようなアジが多いです。プランクトンを捕食しているアジはとにかく動きが鈍いです。これは引きが弱いということではなくて、餌を活発に追わないということです。そもそもプランクトンは遊泳能力が乏しく潮流に身を任せています。アジにとってそれらを捕食するのは非常に楽で、獲物を追わなくても食べることができます。このような理由からプランクトンパターンのアジはワームを追わないのです。そこで、ジグヘッドを極力動かさないようにしてアジの鼻先へ持っていき、食べさせるという釣法、メソッドが出てきたのです。

■脈釣りメソッドのやり方

●ラインスラッグを回収するだけ


脈釣りメソッドのやり方を解説します。脈釣りメソッドは操作する工程や動作はほとんどありませんので感覚的な釣り方になる部分も多いです。まず、キャストしてカウントダウンで任意の棚までフォールさせます。次にラインスラッグを回収して、ラインテンションが張らず緩まずの状態を作り出します。そこからはほとんど動かしません。そのゾーンにジグヘッドを置いておくイメージです。ただし、ジグヘッドのウエイトにより手前に落ちてくるのでラインスラッグを回収してまた張らず緩まずの状態を作ります。基本はこれだけです。レンジキープアクションの超デッドスローのような感じです。
▼参考動画▼

■脈釣りメソッドにおすすめのワーム

●ショートワームがおすすめ

脈釣りメソッドにおすすめのワームはショートワームです。脈釣りメソッドが成り立つような日は十中八九プランクトンパターンですので、大きなワームよりも小さなショートワームがおすすめです。これは、プランクトンが小さいという観点もありますが、プランクトンパターンの時のアジは吸い込む力が極端に弱いので、できるだけ小さなワームを使用して吸い込みやすくすることをおすすめします。

34 サーティーフォー jr.(ジュニア) 1.3インチ

マルキュー(MARUKYU) エコギア アジ職人 アジマスト 1.6インチ

■脈釣りメソッドにおすすめのジグヘッド

●アンダー1.0g

脈釣りメソッドに使用するジグヘッドはアンダー1.0gの軽量ジグヘッドです。脈釣りメソッドは静かに置いておくことが重要なので、重さのあるジグヘッドでは置いておきたい場所から沈みがちで外れてしまいます。よって使用するジグヘッドは軽量のものをおすすめします。また、セットするワームもショートワームになってくることが多いので、シャンクの短めなジグヘッドをおすすめします。

 34 ストリームヘッド 0.8g

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