三重県(東海地方)のメバリングについて|堤防や漁港などポイント選びや尺メバルの狙い方

三重県は東海地方の中でも最もメバル生息数が多い地域です。愛知県の知多半島も有名ですが、メバリングを楽しむなら断然三重県下方がおすすめです。今回は三重県でメバリングをする上でどんなポイントで釣れるのか、おすすめの漁港や防波堤を、釣り方を交えた釣果報告ブログとして解説します。また、桑名や四日市方面と鳥羽や志摩の地域の違いも解説します。さらに尺メバルの釣り方やコツ、ポイント選択をお伝えします。

■三重県のメバリング事情

●とにかくメバルが多い


三重県はメバルの生息数が東海地方で一番多い地域です。木曽三川という大きな流入河川が形成する伊勢湾の海水はプランクトンが豊富でメバルに限らず色々な魚種が多い海域です。その沿岸に位置する三重県はまさにメバリングには持って来いの海域です。その証拠に、しっかりと産卵が三重県沿岸でされていて、毎年春先から初夏にはその年に生まれたメバルの稚魚が数多く確認できます。
*メバルの稚魚が港内にたくさんいる。三重県小浜漁港にて撮影

■三重県メバリングポイント:北部と南部

●北と南でガラッと変わる

四日市や桑名といった北部のポイントと鳥羽、志摩以南の海域ではメバリングの事情はガラッと変わります。まず一番違うのはサイズです。基本的には四日市や桑名などの北部方面は小型が多く、南部は小型も大型も多いといった傾向にあります。具体的には25cmが目安となります。北部では中々25cmは出ませんが南部では25cmは全然出るサイズです。また、メバリングポイントの雰囲気も違います。北部方面は漁港などの小場所があってやりやすいイメージがありますが南部に行けば行くほど漁港も堤防もテトラポッドも大型化するので大場所での釣りになります。ライトゲームをしているのにダイナミックなシチュエーションになるのが三重県南部のメバリング事情です。

■三重県の堤防でのメバリング

●灯りがないところが多い


堤防は格好のメバリングポイントですが、三重県の堤防は常夜灯がないところが多いのが特徴です。瀬戸内などと違って、三重県は基本的に太平洋に面しています。南部へ下れば下るほど、堤防の周りにはテトラが広がり、そのテトラもほとんどが大型です。よって堤防自体を照らす常夜灯は少なめなのが三重県の特徴です。逆に四日市などの工業地帯は、常夜灯のみならず様々なライトが照らしているので大変明るいです。

■三重県の漁港

●おすすめは小浜漁港


漁港のおすすめは小浜漁港です。小浜は三重県の鳥羽市にあります。鳥羽はメバルの生存数が三重県の中でも多い地域の一つです。加えて小浜漁港は足場もよく常夜灯が多数あるので安全に釣りが出来る上、かつ集魚効果で多くのメバルが寄る可能性があります。両側の堤防には常夜灯はありませんので日中に下見をしておくか、不安な方はやめておくことをおすすめします。漁港内であれば常夜灯があるので比較的明るい中でメバリングをすることができます。12月~6月頃までがシーズンです。また初夏には豆アジが大量に入ってくるので豆アジングを楽しむこともできます。

■三重県のメバリングシーズン、時期

●11月~6月

シーズン、時期は三重県の場合11月~6月です。これは全国的なメバリングシーズンとほぼ同じです。12月頃に釣れるメスのメバルは抱卵しているのでお腹がパンパンな個体が目立ちます。この時期のメバルは養分が卵に持っていかれているのであまり美味しくないのと、繁殖間近の魚類ですのでリリースをおすすめします。逆に美味しくなる時期は3月~で、産卵から回復してボディーコンディションが良くなっていきます。特に6月に釣れるメバルは梅雨メバルと呼ばれていて、脂が乗って最高に美味しくなります。

■メバリング中にシーバスが掛かることがある

●三重県南部ではヒラスズキも


シーバスがかまってくることが多いのが三重県のメバリングの特徴の一つでもあります。先にも述べましたが、三重県はメバルの絶対数が多いです。同時にシーバスの数も多いです。メバリングシーズンである春先は、ボラの稚魚などのマイクロベイトがたくさん発生します。よってメバル同様にシーバスもマイクロベイトを意識しているので、メバリング用のワームやマイクロルアーにシーバスがバイトしてきます。三重県の南部へ行くとシーバスのみならずヒラスズキもバイトしてきます。筆者もメバリング中に何度かヒラスズキが掛かり、ライトゲームロッドで大格闘をしたことがあります。

■三重県でのメバリングにおすすめな時間帯

●マズメ時は外せない


時間帯はどんな場所でメバリングをするにしても大切な要素の一つですが、三重県(東海地方)の場合、マズメに集中する傾向があるのが特徴です。回遊性の強いブルーバック(クロメバル)はとくにその傾向が強く、フィーバータイムの後、日没と同時にアタリがなくなるというパターンがあります。実はアジングでも同じ傾向があり、マズメに集中するのはどんな釣りでも三重県の特徴かもしれません。

■三重県のメバリングにおすすめのルアー

●1.5インチ ピンテールワームを持っていれば何とかなる


ルアーはメバリング用と言われてもおびただしい種類がありますが、三重県でメバリングをするならば、ピンテールワームさえあれば何とかなります。夜の常夜灯回りの釣りも、マズメの回遊に備えたメバリングも基本的にピンテールワームがあれば何とか成立します。

■メバルプラッキングがおすすめ

●トップの釣りは方が良いのが三重県の特徴


プラグでのメバリングも成立するのが三重県のメバリングです。三重県の場合、3月頃になると稚魚ベイトやイカベイトが常夜灯回りに集まります。それを捕食しにメバルが来るのですが、プラグ、特にトップで釣れるメバルは大型が多いです。三重県にメバリングをしに来たのならば是非ともトライしてほしいメバリングです。

■三重県の尺メバル

●鳥羽から南に多い


尺メバルは三重県で釣れるのでしょうか?答えは釣れます。三重県は尺メバルが釣れる海域です。三重県の中でも尺メバルが釣れるポイントは鳥羽よりも南に多く存在します。メバルは成長が非常に遅い魚で、尺メバルとなると軽く10歳以上になると言われています。その大きさまで成長するには餌が豊富であることと、メバルの隠れ家が必要です。この条件を満たすのがアラメなどの海藻が生息する岩礁域です。三重県の場合、岩礁域が多くなるのがちょうど鳥羽から南となります。

■尺メバルのシーズン

●メバリングシーズンと同じ

尺メバルのシーズン、時期は、三重県の場合、基本的にメバリングシーズンと同じです。11月頃から始まり6月頃まで釣れる可能性があります。

■尺メバルのポイント

●確率が高いのは地磯


ポイントで尺メバルが出る可能性が高いのは地磯です。常夜灯の有る堤防や漁港は数は釣れますが、尺メバルは中々出ません。釣れる可能性が無いわけではありませんが、極めて低いのが現実です。一方地磯は、当たりこそ少ないものの、来たら大型の可能性が高いです。

■尺メバルが釣れる時間帯やタイミング

●マズメ、潮の動き出し、新月

尺メバルが釣れる時間帯やタイミングは限られています。まず時間帯についてですが、日中に釣れることは中々ありません。マズメ時と日没後、あとは夜の潮が動き出すタイミングが可能性大です。潮に関しては新月が圧倒的におすすめです。月夜でも釣れなくはありませんが、バイトするタイミングは月が出る前です。新月の大潮が一番可能性が高いと言えます。

■尺メバルキラーのメバリングルアー

●Zipbaits rafhael


三重県の尺メバルに効くプラグをご紹介します。Zipbaits のRafhael はシンキングペンシルです。このシンペンは潮流を捉えてS字アクションを簡単に演出してくれます。また飛距離が出るので、地磯でのシャローなゴロタ場を表層をフラフラと引いてくるには万能なルアーです。よって三重県での尺メバル狙いにおすすめのルアーの一つです。
▼三重県のメバリングにおすすめのルアーについてはコチラ▼
三重県(東海地方)のメバリングにおすすめのプラグやワームルアーをご紹介

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