マダイ、チヌの締め方解説|ハサミやナイフを使った血抜きと神経締めの方法をご紹介

マダイの締め方の解説をします。今回はナイフやハサミを使った釣った魚の血抜きの方法をご紹介するとともに、脳締めの方法、そして神経締めの方法を順番を追って解説します。マダイと形の似たチヌ(クロダイ)も同じ方法で血抜き、神経締めができるのでご活用ください。

■締める前に活け越しを

●釣った魚の体力を回復させる

締め方の前に、釣った魚や網などで引き上げた魚は暴れているので筋肉のエネルギーが消費された状態です。ATPという生体エネルギーが乏しい状態になります。この状態で締めると身の鮮度や味が劣る傾向があります。よって体力を回復させる意味でカンコや生け簀でしばらく養生してあげることが大切です。これを活け越しと呼んだりします。岸釣りなどではストリンガーに掛けて泳がせることも体力回復になります。ただし、釣り場や遊漁船の条件によっては中々生かしておけない時も多いのが現実ですので、その場合は次のステップからすすめてください。

■マダイの血抜き

●ハサミやナイフを使って腹膜を切る


血抜きの方法を解説します。まずマダイを横にして鰓蓋を持ち上げます。すると鰓が露わになります。エラの一番下を見ると半透明の膜が確認できます。これが腹膜です。この腹膜をハサミもしくはナイフを使って切ります。この時、顎側から上側にナイフを滑らせます。するとコツンと背骨にナイフが当たります。背骨の真下には動脈が走っているのでこの動脈を切るイメージでコツンと背骨に当てましょう。切ったそばから放血が始まりますので、バケツやコンテナなどに海水を張ってマダイを投入します。上手く出来ていると、エラの動きに合わせて放血しているのが確認できます。3~5分ほどで血抜きは完了します。

■脳締めの方法

●側線の延長上、眉間の少し上からピックを挿入


脳締めの方法をご紹介します。血抜きが出来たら次は脳締めです。マダイの側面をよく見ると線が入っているのが分かります。これは側線と呼ばれるもので水流を感知する器官です。この側線とほぼ同じラインに神経が走っています。また側線の延長上にあたる眉間の少し上からピックを挿入します。

マダイの頭蓋骨は分厚いのでグリグリと力を入れながら挿入します。脳、延髄部分にピックが到達すると魚が暴れます。脳締めが出来た証拠です。

■神経締めの方法

●脳締め後の穴から挿入


神経締めの解説をします。先ほど脳締めをした部分にピックの穴が開いていると思います。ここに神経締めのワイヤーを挿入していきます。神経に簡単に入ればよいのですが、入らない場合は上下左右に動かしながら神経に入る部分を探しましょう。神経に入ると背ビレや尻びれが動くので確認の目安にしてください。神経に入ったら末端の尾びれ部分まで挿入し、前後に数回動かせば神経締めの完了です。

■神経締めの道具、ワイヤーについて

●形状記憶タイプ:長さ60cm、φ1.0mmがおすすめ


神経締めの道具、ワイヤーについてですが、色々なタイプの神経締めワイヤーがありますが、比較的神経に入りやすいワイヤーは形状記憶タイプのもので表面がツルっとしたものが初心者の方にはおすすめです。ワイヤーの長さや太さは、マダイ、チヌであれば60cm、φ1.0mmほどあれば十分ですが、締める魚はマダイだけではないので、70~80cmのものを使用して、青物やシーバスなど大型の魚類もカバーできるタイプのものでも良いかと思います。神経締めの道具について、詳しくはコチラをごご覧ください。
神経締めの道具特集|脳天締め用のピックからワイヤーまで、アジやメバル、青物用までご紹介

マダイのおすすめレシピについてはコチラ

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